皆さん、お疲れ様です。
季節はまだ春なのにも関わらず、最近は日中に暑い日が多くなってきて、もう夏なのかと思う気候が続いていますね。
今回は映画の劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を観に行ってきたので、その感想レポートになります。
【注意!】映画の内容のネタバレを含みますので、まだ映画を観ていなくてこれから観に行く予定のトレーナーさんは映画を観てからこの記事を読んでくださいね。
この映画の主人公となるウマ娘はジャングルポケットで、史実では2000年から2002年まで活躍した競走馬がモデルとなっています。
今回の映画は自由気ままなフリースタイル・レースで「最強」を目指して走り続けてきたジャングルポケットが気まぐれに観戦した〈トゥインクル・シリーズ〉のレースでトレセン学園の栗東寮の寮長であるフジキセキの走りに衝撃を受けたことで自らも〈トゥインクル・シリーズ〉に挑むことを決意するところから始まります。
☆今回の映画で活躍する登場人物一覧
ここでは劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』に登場する主なキャラクターを紹介していく。ウマ娘に関しては史実での勝ち鞍となったグレードレースも書いておくので、劇場版を観る時の参考にしてみてくださいね。(※GⅠレースのみ色付き文字にしてあります)
フリースタイル・レースの世界に身を置き、やんちゃな荒くれ者たちを束ねてきたカリスマ。
フジキセキの走りに魅了され、「最強」を目指すためにトレセン学園の門を叩いた。
エネルギッシュな性格で、強いヤツの走りを目にしたらじっとしていられない。天真爛漫で子どもっぽい一面も。
憧れの先輩であるフジキセキを「フジさん」と呼び慕っている。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
今回の映画における主人公のウマ娘。自身が目指す「最強」を形にするため、強いウマ娘が集まるトレセン学園に入学してきた。
トレセン学園の寮では自身が憧れているウマ娘のフジキセキが寮長を務める栗東寮所属で、ルームメイトは後述にもあるナリタトップロード。
- CV:上坂すみれ
- 勝利レース:ホープフルステークス(2000年)、弥生賞(2001年)、皐月賞(2001年)
天才的頭脳を持ち、目的のためなら手段を選ばないマッドサイエンティスト。
周りの目を気にせず研究第一を貫いているため変わり者扱いされることも多いが、他を寄せ付けないその走りは圧倒的。
「ウマ娘に眠る更なる可能性を追求する」という目的に没頭しており、レースを実験場、他のウマ娘を実験対象と考えている。
授業をよくさぼって研究をすることもしばしば。紅茶をよく飲む。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
このアグネスタキオンは主人公であるジャングルポケットとは同世代のウマ娘であり、研究が趣味であることもあって日頃からウマ娘の可能性を追求する研究に没頭している。そのため、劇中でもレースの時以外は自身の研究室にしている旧理科準備室で研究をしつつも紅茶を飲んでいるシーンが多かった。
授業をさぼりがちでトレーニングもせず研究に没頭しているが、レースでの実力は圧倒的で固有二つ名となっている「超高速のプリンセス」の通り、レース場をその超高速で駆け抜けるシーンが映画クオリティで再現されていた。デビュー戦から無敗で皐月賞を勝利したこともあって、クラシック三冠レースの2つ目である日本ダービーでも最有力候補として注目されていたが、左脚を怪我してしまったことから〈トゥインクル・シリーズ〉から身を引くことを宣言したことで早々にレースの世界からフェードアウトしてしまう。
これは史実でデビューから無敗で皐月賞を勝利した後に左前浅屈腱炎を発症してしまったことで日本ダービーの出走を断念し、レースの世界から引退したことの再現となっている。
トレセン学園の寮では後述のフジキセキが寮長を務める栗東寮所属で、ルームメイトは自身がウマ娘でありながらもウマ娘ちゃんオタクであり、芝もダートも走れる類まれなる才能を持つアグネスデジタルで、映画の劇中にも少しばかり登場していた。
漆黒の髪が美しい、ダークでミステリアスな雰囲気のウマ娘。
周りには見えない”お友だち”と常に一緒におり、自分の世界に閉じこもりがち。
物静かな態度の裏には「”お友だち”に追いつきたい」という熱い思いを秘めている。
旧理科準備室をアグネスタキオンと分け合う形で使用している。好きな飲み物はコーヒー。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
マンハッタンカフェは前述のジャングルポケットやアグネスタキオン、後述のダンツフレームとは同世代となるウマ娘。霊視能力があるのか、周りには見えない”お友だち”と常に一緒にいるが「”お友だち”に追いつきたい」という熱い思いを秘めていることを明かすくらいで、トレーニングのレースのシーン以外はアグネスタキオンと共有スペースとしている旧理科準備室で好物であるコーヒーを飲んでいるシーンが多かった。
トレセン学園の寮では「女傑」ヒシアマゾンが寮長を務める美浦寮所属で、ルームメイトは岩手からやってきた田舎娘でありながらもシチーガールに憧れているユキノビジン。マンハッタンカフェとは寮でのルームメイトであるためか、映画の劇中に少しばかり登場していた。
物腰が柔らかく周りへの気遣いができる、お人よしなウマ娘。
個性的な同期たちによく振り回されながら学園生活を送る。
才能にあふれるジャングルポケットやアグネスタキオンに引け目を感じながらも、レースでの勝利は決してあきらめない。
優しい瞳の奥に芯の強さを秘めており、大きな舞台で輝く自分を目指してトレーニングに励む。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
ダンツフレームはジャングルポケットとアグネスタキオン、マンハッタンカフェとは同期にあたるウマ娘なのだが、個性という意味では他の3人が突出して個性的すぎるため比較的落ち着いている印象を受けるが、その可愛いビジュアルと優しい性格、そして出番と台詞の多さから映画を観た多くのトレーナーさんのハートを射止めた模様。
トレセン学園の寮では後述のフジキセキが寮長を務める栗東寮所属で、ルームメイトは自称「普通」のウマ娘で、普通に頑張りつつものんびり屋なヒシミラクル。そんなヒシミラクルはダンツフレームとルームメイトであるためか、劇中では出番と台詞に恵まれていた。
- CV:徳井青空
- 勝利レース:毎日杯(1999年)、皐月賞(1999年)、京都記念(2000年)、阪神大賞典(2000年)、天皇賞(春)(2000年、2001年)、宝塚記念(2000年)、天皇賞(秋)(2000年)、ジャパンカップ(2000年)、有馬記念(2000年)、京都大賞典(2000年、2001年)
その圧倒的な強さから"覇王"と呼ばれる。
その挙動はいつも芝居ががっており、世界は自分を中心に回っていると信じて疑わない自信家。
レースで競い合う他のウマ娘たちは、彼女にとって主演である自分が輝くための大切な共演者。
いかなる状況からでも勝利するその走りは"覇王"と呼ばれるにふさわしい。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
テイエムオペラオーはシニア級に入った年に出走したレースでは全て1着を獲る実力を見せており「世紀末覇王」と呼ばれている所以である。クラシック級のうちにジャパンカップに出走するジャングルポケットと直接対決することになり、ジャングルポケットにとっては「最強」を証明するのには倒すべき相手として立ちはだかるウマ娘がこのテイエムオペラオーとなる。
トレセン学園の寮では後述のフジキセキが寮長を務める栗東寮所属で、ルームメイトは「BNW」と呼ばれている3人のうちの1人であるビワハヤヒデ。
責任感があり面倒見もよく、誰からも慕われているウマ娘。
デビューから4戦無敗でクラシック三冠制覇が期待されていたが、ケガのため出走が叶わなかった過去がある。
ジャングルポケットの才能とやる気に期待しており、ウマ娘として未熟な彼女を親身になって励まし、支える。
タナベのトレーナーとしての腕を誰よりも信頼している。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
フジキセキはトレセン学園の寮の1つである栗東寮の寮長で、アプリゲーム版では相手にどのようなサプライズをしたら笑顔になってもらえるかを常に考えているエンターテイナーで、その甘いマスクとイケメンな言動からウマ娘達から常にモテモテで、黄色い声援が上がるほど。
劇中では後述のタナベトレーナーの元担当ウマ娘で、映画の冒頭シーンでは弥生賞で軽快に走る姿をジャングルポケットが偶然、見たことで彼女が〈トゥインクル・シリーズ〉に飛び込むきっかけを与えた人物でもある。
デビュー戦から4戦無敗でクラシック三冠制覇が期待されていた、という点ではアグネスタキオンと共通しているため、似たような立ち位置としても描かれていた。
映画ではなにかと主人公であるジャングルポケットのことを気にかける良き先輩としての立ち位置で描かれていた。物語の終盤では「自分は「最強」なんかじゃない」と自信をなくし、思い悩むジャングルポケットのためにわざわざ勝負服を着て、並走をしてまで励ますシーンもある。
スポーツマンシップあふれる爽やか優等生。
高い壁があろうとも、周囲の期待に応えるためにひたむきに挑み続ける頑張り屋。
幼少期に自分を見出してくれたトレーナーと共に、〈トゥインクル・シリーズ〉の頂点を目指し努力を重ねる。
寮ではジャングルポケットと同部屋。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
ナリタトップロードは、今回の話の前作にあたる作品『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の主人公で、今回の主人公であるジャングルポケットとは寮でのルームメイトであるため、仲も良い。彼女のトレーナーである沖田トレーナー(CV:土田大)も登場するため『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』を観ていたトレーナーからすると前作との繋がりを感じる要素があるキャラクターとなっている。同世代には世紀末覇王として覚醒した絶対王者のテイエムオペラオーがいるため、GⅠレースはオペラオーの強さもあって勝てていないが諦めずに挑み続けた。
自分に自信がまったく持てないドジっ子ウマ娘。
うまくいかないことが多くネガティブになりがちだが、めげずに挑戦する頑張り屋な一面も。
自分とは正反対の、常に自信に溢れているテイエムオペラオーに憧れを抱いており、遂に〈トゥインクル・シリーズ〉の強豪として肩を並べるところまで勝ち上がってきた。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
メイショウドトウは本作品の前作にあたる『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』にも登場しており、その時は憧れているテイエムオペラオーにくっついて一緒に行動しているシーンがほとんどだったが、今作ではレースでそのオペラオーに何度も挑んでいる姿が見られた。
トレセン学園における寮のルームメイトは不良のような見た目と口調ではあるが、なんだかんだで世話焼きな性格をしており、ロジカルな計算と戦術でレースを巧みに勝利しようとするエアシャカール。
☆タナベトレーナー
CV:緒方賢一
長い白髪とサングラスが特徴的な、年配のベテラントレーナー。
後輩のトレーナーやトレセン学園関係者からは一目置かれた存在。
かつてフジキセキを担当していたが、長い間ウマ娘の育成からは遠ざかっていた。
調子に乗りやすいジャングルポケットに対して説教臭い一面もあるが、彼女の可能性を信じて熱心に指導に当たる。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
タナベトレーナーは本作品の主人公であるジャングルポケットの担当トレーナーで、かつてはフジキセキを担当していたが、彼女がケガをしてクラシック三冠レースを走らせてやれなかったことで自責の念を感じてトレーナー業から遠ざかっていたが、そのフジキセキに憧れてトレセン学園に入ってきたジャングルポケットのトレーナーになった。中の人はアニメ『星のカービィ』のデデデ大王役や『名探偵コナン』の阿笠博士役等で有名な緒方賢一さんであるため、映画を観たトレーナーさんの中にはこのタナベトレーナーの声を聴いてデデデ大王か阿笠博士を思い出した人も多いだろう。
このタナベトレーナーが本編中でトレーナー業に復帰している姿を見てアプリゲーム版にも登場しているトレーナーである桐生院葵(CV:岡咲美保)や樫本理子(CV:朴璐美)が驚いているシーンもあった。
☆ルー・シマ・メイ
CV:櫻井みゆき、伊駒ゆりえ、仁見紗綾
ジャングルポケットがフリースタイル・レースの世界に身を置いていた時から、一緒につるんでいたやんちゃな3人組。
ジャングルポケットのことを慕っており、彼女が出走するレースには必ず行き一生懸命応援する。
タナベやフジキセキに対してはとても礼儀正しい。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
この3人は主人公であるジャングルポケットの取り巻きであり、やんちゃなウマ娘達ではあるものの、ジャングルポケットのトレーナーであるタナベや、憧れのウマ娘であるフジキセキには礼儀正しいところから、礼儀は弁えることができる根は良い3人。
☆泉本奈々(実況)
CV:本泉莉奈
〈トゥインクル・シリーズ〉の実況を務める実力派アナウンサー。
的確かつレースを最大限に盛り上げる実況に定評がある。(公式サイトのキャラクター紹介文より)
泉本奈々は本作品の前作にあたる『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』から〈トゥインクル・シリーズ〉の実況を務めている。ちなみにキャラクターの名前が判明したのは今回の映画となる。今作も解説(CV:山本昌広)と共に〈トゥインクル・シリーズ〉のレースを盛り上げている。
☆今回の映画の総評
今回の劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』は、話の内容が色々と不評だったアニメ『ウマ娘 プリティーダービー 3rd Season』のマイナス分をひっくり返すほどの超名作でした。映画を観終わった直後に「これはとんでもないものを観せられた!なんだよ!やればできるじゃないか!」という感想を抱きました。そのため「アニメ『ウマ娘 プリティーダービー 3rd Season』があまり良くなかったしな~」と言わずに映画館に足を運んで観に行くことを強くオススメしておきます。